子どもたちは夏休み真っ最中のこのシーズン。
遠くへお出かけするのもいいけれど、そう何回も遠出するのは、体力的にもお財布的にも難しいですよね。
そこでおすすめしたいのが、東京都江戸川区の都立葛西臨海公園の隣接地にある「カヌー・スラロームセンター」。
遠出しなくても、都心で本格的なラフティングができ、気軽にアウトドア気分が味わえるおすすめスポットです。
今回は、わたしたち家族が5月に体験したラフティングツアーをレポートします!
「カヌー・スラロームセンター」とは?
「カヌー・スラロームセンター」は、東京都江戸川区にある国内初の人工カヌースラロームコースです。
「カヌースラローム」と聞いても、「ん?」という感じですよね。
わかりやすく言うと、人工の流れる川のことで、上流の川のように激しい流れがあったり、本物の川で言う「岩」のような障害物が施されていて、カヌーやラフティングなどの水上レジャーを体験できる場所です。
現在ちょうどパリで行われているスポーツの祭典で盛り上がっていますが、今回紹介している「カヌー・スラロームセンター」は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のカヌー(スラローム)競技の会場として使用された場所なのです。
そんな本格的な施設で気軽に遊べるなんて、なんだかうれしいですよね。
人工の川だからってあなどるなかれ
「いやいや、ラフティングするならやっぱ長瀞でしょ」
「大自然を感じながらのラフティングが一番でしょ」
と思うかもしれませんが、いえいえ、人口の川でもかなり楽しめます。
わたしもラフティングで有名な長瀞やみなかみで何回かラフティングをしたことがありますが、高いところから下り落ちるスリル感、激しい流れに巻き込まれ回転するボートの揺れ、頭から全身に浴びる水しぶき、などなど、本物の川下りに遜色ない体験が、ここ「スラローム・センター」でできました。
むしろ、人工の川だからこそのメリットもたくさんあるんです。
落ちても安心のレスキュースタッフ
ウォーターアクティビティをするとき、子どもの事故をどう防ぐかは親にとって最大の関心ごとです。
「カヌー・スラロームセンター」では子ども用のヘルメット、ライフジャケット、アクアシューズを完備。
ボート内に資格をもったガイドが同乗してくれることはもちろんのこと、コースのサイドにレスキュースタッフを配置してくれているので、万が一ボートから落ちてしまった場合でもすぐに助けてくれる安心感があります。
ラフティングツアーは小学一年生から参加できます。
実際にわたしの子どもは小学一年生でしたが、「落ちてもすぐに助けてくれるから大丈夫だよ」と言う一声に安心したようで、揺れるボートや激しい水の流れに怖がることなく、「また行きたい!」と言うほどラフティングを楽しめたようです。
低学年のお子さんでも安心して参加できますよ。
変化に富んだ下り方を楽しめる
「カヌー・スラロームセンター」でのラフティングは、ベルトコンベアに乗って川上のスタート地点に上ります。
一度下ったら、ボートに乗ったままベルトコンベアに運ばれてまたスタート地点へ、を繰り返すので、移動はとっても楽ちん。
コース自体は決して大きくありませんが(本物の川と比べたら)、時間内で何度も下ることができるので、同乗するガイドの方が様子を見ながらわざと激しい下り方にしたり、スピードを出したり、回によってその都度下り方に変化をつけてくれます。
なので、毎回ワクワクしながらガイドさんの指示に従ってパドルを漕いで下ることができました。
1回のツアーで大体4回くらい川下りができます。
わたしたちの時はすいている日だったのか、5回も下ることができました!
子どもは、大人と一緒にパドルを漕いでもよし。
パドルは置いてボートの前に座って勢いよく降りかかる水をひたすら浴びて楽しんでもよし。
色々な乗り方を選べるので、ボートに乗っている間ずっと大笑いしていました。
←パドルは漕がないで、ボートの前方に座ってひたすら水しぶきを浴びるのを楽しむ親子3人。
みんな大笑いです。
本物のラフティングは、川上のスタート地点まで車で移動して、そこから1時間半くらいかけて流れる景色を楽しみながら川を下っていくところが魅力のひとつだと思います。
しかし、コース全体を一度下ってみて、「楽しかった!」「大丈夫だ!」という安心感や自信を持って、再び同じコースを回る方が、子どもたちは余裕を持って心おきなくラフティングを楽しめるのかもしれません。
都心からアクセス抜群で気軽に行ける!
JR京葉線「葛西臨海公園駅」から徒歩圏内
車がなくても、電車でアクセスできるうれしい立地で、最寄り駅はJR京葉線「葛西臨海公園駅」。
東京駅からJR京葉線に乗って15分ほどで到着です。
「葛西臨海公園駅」から「カヌー・スラロームセンター」までは徒歩約12分。
徒歩12分と聞くと、「結構距離あるな〜」と思えるかもしれないのですが、駅を出るとすぐ目の前に葛西臨海公園があって、その公園内を歩いていくと着くので、意外とあっという間に施設にたどり着きます。
車の走っていない公園内の歩道を歩くので子どもが急に走り出しても危なくないし、公園は木々や芝生で景観もよく、広場では大道芸をやっていたりして、公園の雰囲気を楽しみながらのアクセスすることができます。
必要な用具のほとんどが費用内でレンタルできる
持ち物は、
- 水着
- 水着の上に着る、速乾性Tシャツ(ラッシュガードでも可)と短パン(日焼けや露出が苦手な方は加えてレギンス)
- タオル
のみ!
他、あると便利なものは
- 日焼け止め
- メガネバンド・コンタクトレンズ予備(水中に落とすと拾えません。紛失や破損に備え予備があると安心です。)
です。
ライフジャケット、ヘルメット、アクアシューズ、季節によりウェットスーツ、ボート、パドルは無料で借りれます。
荷物が少ないので、気軽に参加できるところもうれしいポイントです。
ラフティングの後もBBQやピクニックで遊び尽くそう!
オプションで「手ぶらBBQ」がつけられる
隣接する葛西臨海公園にはバーベキュー広場があって、ラフティングツアーのオプションでバーベキューをセットでつけることもできます。
バーベキューは食材、機材の持ち込みは不要。
機材の設置や準備、や食べ終わった後の片付けも現地のスタッフが行うので、ラフティング後もまたまた気軽に家族でバーベキューが楽しめちゃいます。
費用はラフティングツアー料金+3500円(税込)で、ラフティングツアーを申込む時にまとめて手ぶらバーベキューも予約可能。
ラフティングツアーの時間を配慮した予約時間になっているので、あれこれ悩まずに丸1日のおでかけプランの出来上がりです!
施設内のカヌスラパークが意外におもしろい
ラフティングをするプールの横に芝生と広場があり、そこが「カヌスラパーク」になっています。
割と控えめな感じで存在しているので、ラフティングツアーの帰りに素通りしようとしたら、子どもが興味を持ったので遊ぶことにしました。
事前予約の必要はなく、当日受付でお金を払えば利用できます。
料金:1人1回 500円(20分間)
- イージーローラー
左右に足をけりだして進むゴーカート。
操作自体は難しくないけれど、思うように行きたい方向へ進めずコースアウトしてしまったりして笑えます。
上手にスーッと進めるようになると気持ちがいい乗り物です。
- キックボード
自転車のように大きな車輪のK-bikeや地面をけらずに進むスペーススクーターなど、初めて見るスクーターが数種類あって、全部制覇したくなります。
- 面白ブランコ
ハンモックのように寝たままでも乗れる丸い大型ブランコ!
3台設置されていましたが人気で埋まっていることも多く、空いたタイミングを見計らって走って確保しました。
ゆらゆらと揺られながら葛西臨海公園の観覧車を眺めるのが最高でした。
- 芝生遊びグッズ
アウトドアバドミントン、オゴディスクミニ、輪投げなど、小さい子どもでも楽しめる遊具がカゴに入って用意されていました。
※8月は猛暑を考慮して夏バージョンの内容に変更になっているようです。詳しくは下のリンクよりご確認ください。
わたしたちが行ったときはそこまで混んでいないこともあって、20分間で全部の遊具を遊び尽くせました。
特に、キックボードは普段だとスピードを出して走れる場所は少ないので、思い切り地面を蹴って風を切って走ることができて爽快でした!
広い葛西臨海公園を気ままに楽しむのもおすすめ
わざわざお金をかけなくても、葛西臨海公園でのんびりするのもおすすめです。
木陰に敷物を敷いてお昼寝タイムをするのもよし。
海浜公園まで歩いて、はだしで水遊びをするのもよし。
大道芸人のショーで大笑いするのもよし。
さまざまな楽しみ方ができる広さがうれしい葛西臨海公園なら、時間を気にせずゆったりと過ごせます。
公園内にはキッチンカーやカフェもあるので、お弁当や飲み物も現地調達が可能。
ラフティングツアーと組み合わせて、心地よい1日をかなえてくださいね。
ラフティングツアーの予約について
わたしたちが体験したラフティングツアーは、HPのTOP>アクティビティ>体験・ツアー>ラフティングツアー(5月〜10月)から予約しました。
ラフティングツアーのほかにも、カヌー体験(5月〜10月)、サンセットラフティング(8月)、SUPヨガ(9月・10月)など色々なアクティビティがあるので、ぜひホームページをチェックしてみてくださいね!
小学1年生から楽しめるカヌースラロームセンターでのラフティングツアーは、家族で気軽に行けるおすすめスポットです。
お天気のいい日に遊びに行ってみてくださいね。